この記事ではSync Journalの「ProtoType.ver」の基本的な使い方を解説します。
この記事は「ProtoType.ver」に関する内容となります。
目次
Sync Journal「ProtoType.ver」の概要
Sync Journal「ProtoType.ver」の1ページは、大きく3つのエリアに分かれています。
- ページ上部:三行日記
- ページ下部(左):DREAM
- ページ下部(右):REAL

左側は「理想の一日を描く」ためのDREAMエリア。
右側は「現実の行動を記録する」ためのREALエリア。
この「1日に2つのタイムラインを使う」のが、Sync Journalの最大の特徴です。


Sync Journal「ProtoType.ver」の書き方
さらに「DREAM」と「REAL」のエリアは、それぞれ2つに分割され「MEMO」と「TIME(タイムライン)」が設置されています。
全部で5つのエリアに分かれており、それぞれの役割があります。
- DREAMのMEMO(メモ)
- DREAMのTIME(タイムライン)
- REALのTIME(タイムライン)
- REALのMEMO(メモ)
- 三行日記
使用する際は、下記のような流れで記入するのがおすすめです。

番号に沿って、エリアごとの役割と簡単な使い方を説明します。
三行日記のエリア内に「日付」を記入するスペースがあります。
毎日使う人以外の使用も想定しているため日付は手書きしてもらう方式です。
面倒ですが、まず日付を記入するところからスタートしてください。
STEP 1:
DREAMのMEMO(メモ)
まず、ページの左端のエリア「DREAMのMEMO欄」から記入します。
このエリアは型のない「フリースペース」となっています。
ここには、
- その日の予定
- やつことが決まっているタスク
- 余裕があればやっておきたいな
- できるかわからないけど、やれたらいいな
- 今日クリアしておきたい作業
など「決定or未定」を問わず、自分が「やりたいこと(行動したいこと)」を箇条書きで書きます。
順番や優先度など気にすることなく、思い付いたままにメモする感覚でかまいません。
DREAMは「理想の一日を描く」というテーマのエリアです。
ここに記入する際は、固定概念や常識に捕らわれず「自由な発想」で、素直な自分の願望を書いてください。実現不可能なことを書いたとしても、誰かに文句を言われることはないし、誰かに怒られることもないし、お金を取られるわけでもありません。書くのはタダです。
この心構えも重要です。
STEP 2:
DREAMのTIME(タイムライン)
MEMO欄にタスクを書き出したら、その隣の「TIME(タイムライン)」に移動します。
書き出したタスクを「1日の中で、どの時間に行うか?」という計画を立てて書き込みます。
時間が決まっているタスクがあれば、まずそのタスクを書き込みます。
次に、その前後に必要な作業や行動があれば、それも書き込んでおきましょう。
最後に、できたスキマ時間に、自分の「やりたいこと」を書き込みます。
この作業も「こんな風に過ごせたら理想的な1日だな」とワクワクした気持ちで想像しながら、スケジュールを立ててください。
とにかく楽しい気持ちで理想を書きましょう。
『もし、叶わなかったら…?』
『失敗したくないな…』
そんなことは考えちゃダメです。

「そんなの知るか!」って開き直るぐらいで、ちょうどいいよ。
STEP 3:
REALのTIME(タイムライン)
REALのエリアは、当日に使います。
まずタイムラインには、その日に自分が行動したままを記録していきます。
この記録を付けるにあたり、予定通りできなかった場面や、記録を残したくない行動があるかもしれません。
しかし、そこで事実を捻じ曲げて書くと効果が半減します。
すべての行動を細かく記録する必要はありません。記録する目的は、後日振り返ったときに「この時間、これをしてたんだ」と思い出せることです。空白のままにして「何をしてたか思い出せない」という事態にならない程度にメモしておけばOKです。
あくまで「ただの記録」というつもりで、深刻に考えずに淡々と記録しましょう。具体的に書きたくないことは「フリー」や「プライベート」というメモでも構いません。
とにかく「ありのままを記録する」を心がけてください。
STEP 4:
REALのMEMO(メモ)
MEMO欄はフリースペースです。
タイムラインに記録した自分の行動に対して
- コメントを付け加えたい
- 関連した情報を残しておきたい
- 気づいたこと、感じたことをメモする
など、補足しておきたい情報を付け足すのに役立ちます。
REALは、淡々と真実を書きましょう。
『空欄ができちゃったな…』
『結局、先送りしちゃったな…』
という結果になっても落ち込む必要はありません。
できなかったことが大きくみえるかもしれないけど、できたこともたくさんあったでしょ?

「できて当たり前」じゃなくて「メッチャ頑張ったね!」って褒めてあげましょう。
STEP 5:
三行日記
わかりやすくするために「三行日記」という名前で紹介しましたが、文章を書けるフリーエリアです。
厳密には、日付を記入する行を含めると4行あります。
日記という名前にとらわれずに、
- 意識することや意気込みを書いておく
- 学びや気づきなど、振り返りを記録する
- うれしかったことをメモする
など、自由に使っていただくためのおまけのエリアです。

ProtoTypeを実際に使った結果、この「三行日記」の部分は改善が必要だと痛感しました。「ちゃんと書こう」という意識を持っていないと、継続できませんでした。詳しくは、別の記事でお伝えしています。

1日の振り返りについて
こうして出来上がったページを、番号順に追っていくと

DREAMのMEMO
「やりたいことを書き出してみた」
DREAMのTIME
「こんなスケジュールが理想だな」
REALのTIME
「でも実際は、こんな1日だったな」
REALのMEMO
「こんなことを感じた、学んだ、反省した」
という流れで、その1日を振り返ることができます。
ノートに書くだけでなく「振り返り」もセットで行っていただくと、より自己認識が高まるでしょう。
そのために、理想も現実も「素直に書く」という意識が大事になってきます。
ただし振り返りが絶対に毎日必要というわけではありません。
振り返った結果、反省点ばかりでてきて自信を失うぐらいに落ち込んでしまうことがあるかもしれません。振り返るにしても、それぞれの性格や、タイミングや状況で受け止め方が変わります。
自分に負担のかからない方法で行ってください。

私の振り返りは「過ぎたことは、終わったこと」ぐらいの軽い感じです。
以上が、Sync Journal「Prototype.ver」の基本的な使い方です。
エリアごとに詳しく解説した記事もありますので、ぜひ参考にしてください。

