Sync Journalの基本的な使い方(正式版)

Sync Journalの基本的な使い方(正式版)

2025年10月6日

Sync Journalの開発者本人による「基本的な使い方」の解説記事です。

全体の構成と、様々な項目の簡単な説明、そして「書く流れ」について、お伝えします。

正式版とは…

2025年10月6日にリリースされた「Sync Journal 1M(B5-Note.ver)」と「Sync Journal 3M(B5-Ring.ver)」の2つの商品のことです。

Sync Journalのページ概要

Sync Journalは、1日1ページのデイリータイプです。

まずは、1ページ全体のレイアウトのイメージを掴んでください。

大まかにページが左右2つの役割(エリア)に、わかれています。

  • ページの左側が「Plan(計画)」エリア
  • ページの右側が「Record(記録)」エリア

それぞれのエリアに設置された各項目は下記の通りです。

  • Self Score(自己採点)
  • Short Memo(一言メモ)
    • Topic(話題)
    • Award(表彰)
    • Thanks(感謝)
  • Time(タイムライン)
  • Memo(メモ)
  • Summary(まとめ)

「Plan(計画)」エリアの使い方

Sync Journal正式版の「Plan(計画)」エリアの使い方を紹介します。

このエリアでは「理想の1日をデザインする」つもりで、願望や理想を自由に描くことを意識しましょう。

Plan:Date(日付)

Sync Journalの日付は空欄です。

ご自身で記入してお使いください。

Plan:一言メモ「Event(予定)」

その日の予定をメモできます。

この欄には、全ての予定を細かく書く必要はありません。その日に決まっている予定を、簡単なキーワードでメモする程度でかまいません。

後ほど紹介する「Memo(メモ)」や「Time(タイムライン)」に、もっと詳しく書き込めます。

Plan:一言メモ「Goal(目標)」

その日に達成したい行動目標を記入します。

キーワードを並べるでもいいし、文章で「〇〇をやる!」と宣言してもOKです。

Plan:一言メモ「Message(メッセージ)」

その日の自分へメッセージを送りましょう。

「心掛け」や「マインドセット」など、「精神的な目標」を言葉にして可視化できます。

Plan:Memo(メモ)

自由に書き込みできるフリーエリアです。

「ToDoリスト」として使うのがおすすめです。その日の「やるべきこと」「やりたいこと」を、「タスク」として、とりあえず箇条書きで書き出します。

ここでのポイントは2つ。

Point①

「いつやるか」という時間の計画は、ここでは考えないこと。

隣にある「Time」のエリアで改めてスケジュールするので、Memo欄には、思いついたことを「とりあえず書き出す」だけでOKです。

Point②

もう一つのポイントは「弱気にならないこと」

「計画エリア」は「理想エリア」であることを忘れてはいけません。

「できないかも…」とか「できなかったことリストとして残りそう…」という不安を感じて、確実にできることだけを書くという使い方になってしまうと、もったいないです。

自由に素直に「やいたいこと=理想」を書き出すことを意識してください。

Plan:Time(タイムライン)

縦方向に1時間ごとの仕切りがあるタイムラインです。その日のタイムスケジュールを書き込んでいきましょう。

先ほどMemo欄に書いたタスクを、どの時間に実行するか?と計画していきます。さらにタスクだけでなく、「起きる時間」「家を出る時間」など、自分の行動管理も積極的に書きこむのがおすすめです。

このエリアの使い方も、Memo欄同様「理想を自由に書く」ことを意識してください。

「この時間に〇〇できたら理想だな」という気持ちで、実行できてる未来をイメージしながら書きましょう。

Plan:Point(ポイント)

その日の「計画」のポイントを書くエリアです。

  • どんな一日にしたいか
  • 何を重視して一日を過ごすか
  • 注意すること

など、自分にアドバイスを送りましょう。

「Record」エリアの使い方

Sync Journal正式版の「Record(記録)」エリアの使い方を紹介します。

このエリアは「ありのままの自分を残す」ことが目的です。

Record:Self Score(自己採点)

一日の終わりに、その日を自分で評価する項目です。

Record:一言メモ「Topic(話題)」

その日の話題を書きます。

ここは自分自身に関する話題に限定する必要はなく、その日の印象的なことならなんでも構いません。

  • 世間のニュース
  • プライベートなできごと

など、あとで振り返ったときにんなことがあった日だ」と思い出せるようなキーワードを残す感じの使い方でOKです。

Record:一言メモ「Award(表彰)」

自分を表彰する=自分を褒める」ための欄です。

できなかったことではなく、「できたこと」「がんばったこと」に目を向けて、自分で自分を褒めるポイントを見つけて、自分にメッセージを送りましょう。

Record:一言メモ「Thanks(感謝)」

その日の「感謝」を言葉にしましょう。

対象は「できごと」だけでなく、家族や他人、など、なんでも構いません。たくさんじゃなくてもいいです。

Record:Time(タイムライン)

縦方向に1時間ごとの仕切りがあるタイムラインです。その日の自分の行動を記録します。

「計画のタイムライン」と「記録のタイムライン」が隣合わせに配置されており、計画(理想)のスケジュールとの比較がしやすくなっています。計画とズレがあることがわかりやすいため、ストレスに感じることもあるかもしれませんが、なるべく素直にありのままの記録を残す方が後日の振り返りに役に立ちます。

書き残しにくいことなら「プライベート」や「フリー」というキーワードに変換するのもアリです。

Record:Memo(メモ)

自由に書き込みできるフリーエリアです。

タイムラインに書ききれない情報を、補足情報としてメモできます。

「感情の記録」を書くのがおすすめです。タイムラインに記録した行動に対して、「感じたこと」「学び・気づき」を短い文章で書き残しておくと、自己分析や成長の確認に役立ちます。

Record:Summary(まとめ)

その日の「振り返り=フィードバック」をしましょう。

ページに書き込んだ情報を元に、自分自身を客観的な視点から分析して「自分に対するフィードバック」を行いましょう。

「振り返り」という言葉から、つい「今日の反省」や「明日に向けた改善」などをイメージするかもしれませんが、「できたこと」や「楽しかったこと」などのポジティブな言葉も残してあげましょう。

Sync Journalを書く流れ

Sync Journalのページの書く順番について説明します。

開発者のおすすめの流れは下記の通りです。

  1. 使う日の日付を書く
  2. Planエリアを書く(順不同)
  3. RecordエリアのTimeとMemoを書く
  4. 「Topic」「Award」「Thanks」を書く
  5. 最後に「Symmary」「Self Score」を書く

1.使う日の日付を書く

Sync Journalは日付の印刷がないので、使いたい日だけ使うことができます。

2.Planエリアを書く(順不同)

Planエリアは「頭の中の理想を具体化する」ことが目的です。

各項目を行ったり来たりしながら「自分の本音を吐き出して視覚化する」ことが、自己発見のワークになっています。なので、書く順番を気にする必要はありません。

なるべくなら当日を迎える前に、理想の計画を立てておきたいですが、「書ききれずに当日を迎えてしまった」という場合も、気にしなくていいです。当日に閃いたこと、思いついたこと、を書き加えてOKです。

3.Recordの「Time」と「Memo」を書く

Sync Journalを使う当日は、淡々と自分の行動を記録していきます。

「Time欄」の行動記録に対して、「Memo欄」で感情記録を紐づけして記録するのがオススメです。

4.「Topic」「Award」「Thanks」を書く

1日の終わりに「Time」と「Memo」を確認しながら、今日の振り返りとして書くのもいいし、1日の途中で書いてもいいです。

5.最後に「Symmary」「Self Score」を書く

最後に、当日を振り返り、1日のまとめをしましょう。

【まとめ】素直に書いて等身大の自分を見つめよう

ということで「Sync Journal正式版の基本的な使い方」を解説しました。

まず、大きなポイントとして

  • 1日1ページ
  • 左右で役割が異なる
  • 左側は「理想」を描く
  • 右側は「現実」を記録する

という全体の構造を意識しながら使っていただくのがいいです。

そして、各項目の使い方についても、アイコンとキーワードがセットで表示してあるので、その欄に何を書けばいいのかは、直感的にイメージしやすいはずです。

Sync Journalは、1日のスケジュール管理を軸にしていますが、「理想と現実の書き込み」という作業を通して、「自己対話」「思考整理」「目標達成」という自分の成長を体験し、そのプロセスを残すことができます。

「理想も、現実も、素直に書く」という心掛けで取り組むことで、等身大の自分がノートに投影され、客観的な分析に活用できるようになります。